Q:01

実験期間の1年が終わるとどうなりますか?

Q:02 今回の実験の評価項目は何ですか?どんなデータが得られるのですか?
Q:03 ワイン日記とアドホックモールの実験開始時期はいつですか?その規模はどの程度ですか?(ユーザ数,等)
Q:04 想定しているユーザ、1人あたりの利用頻度はどの程度ですか(常時,毎日,週一)?
Q:05 共同実験は桐生地域限定ですか?
Q:06 本実験はの参加は誰でもできますか?
Q:07 P2Pコンソシアムのやりたいことは、アドホックモールやワイン日記を運営することなのでしょうか?
Q:08 実験に必要なユーザのネットワーク環境を教えてください。
Q:09 共同実験期間中には2つのプロジェクトしか行われないのですか?
Q:10 現在計画中以外のプロジェクトはどのようなものがありますか?
Q:11 共同実験を行うことの最大のメリットはどのようなことでしょうか?
Q:12 将来的には事業化するのですか?
Q:13 P2PコンソシアムがP2P(NTT−SIONet)に着目した理由はなんでしょうか?
Q:14 参加者に必要な費用、あるいは報酬は発生しますか?
Q:15 実験結果はどのような形で公表するのですか?
Q:16 実用化はいつごろを想定しているのか?どのような形で実用化していくのですか?
Q:17 実験終了後はどうやって今回の成果を活かすのですか?
Answer
Q01 : 実験期間の1年が終わるとどうなりますか?
A:NTTの基盤的研究としての共同実験は原則1年以内ですが、P2Pコンソシアムとしては、実験を継続して行きたいと考えています。詳細については、今後、SIONetの開示やNTT事業会社との取り組みの中で模索しながら進めて行きます。なお、具体的に決まり次第、本サイトにてお知らせ致します。
Q02: 今回の実験の評価項目は何ですか?どんなデータが得られるのですか?
A:産官学地域がボトムアップでコミュニティを創生,運営する、コミュニティモデルの実証が中心です。その中で、NTT側は,SIONetプラットフォームの汎用性やアプリケーションソフトウェア開発の容易性、また、コミュニティ形成過程等の観点で評価を行います。データは客観的な測定データの他、ユーザアンケートによる主観的評価データも考えていますが、詳細については評価部会が検討し、運営委員会が結論づける予定です。
Q03: ワイン日記とアドホックモールの実験開始時期はいつですか?その規模はどの程度ですか?(ユーザ数,等)
A:ワイン日記については開始2ヶ月は桐生地域を中心に概ね30名程度での運営を行い、当面はコンソシアムのサポート体制を整えます。その後は公開募集を行い、最終的には全国規模、500名程度の参加者数を見込んでいます。
アドホックモールについては、5月より桐生在住の作家活動を行う方々から協力者を募り、アプリケーションの機能面についての検討会を開始します。その内容を元に開発を開始し、9月頃のアプリケーション完成、運用を予定しております。
Q04 :想定しているユーザ、1人あたりの利用頻度はどの程度ですか(常時,毎日,週一)?
A:ワイン日記の書き込み、アドホックモールへの出店は週に1〜2回程度、閲覧や検索は毎日アクセスされることを想定しています。桐生地域で試飲会やワインパーティーなどを開催したり、使って行くうちにアクセスが集中する時間なども生まれてくると予想されますので、コミュニィティ形成が進む中で様々なに変化して行くと予想されます。
Q05 : 共同実験は桐生地域限定ですか?
A:当初は桐生に住んでいる人が中心になるが,KAINの会員資格は地域限定ではないので,桐生市民に限定されない.現在でも北海道や四国、九州さらには海外からの参加希望も来ている。
Q06 : 本実験の参加は誰でもできますか?
A:参加者の自発性(ボランティア意識)がカギとなるため、本実験の趣旨に賛同し、規約に同意頂けた上でNPO:KAINの協力会員(入会費、年会費無料)に登録された方であればどなたでも参加できます。
Q07 : P2Pコンソシアムのやりたいことは、アドホックモールやワイン日記を運営することなのでしょうか?
A:いいえ。コンソシアム設立の目的は、地域活性化・地域情報化の推進であり、P2Pを用いたコミュニティ形成やコミュニケーション手段の可能性を探りながら、その効果を広く皆さんに知って頂くことにあります。そのため、アドホックモールやワイン日記は、単なる、具体例の一つにしか過ぎません。これらのコミュニティグループに感化、刺激された参加者(賛同者)が、それぞれの地域でコミュニティのインキュベータになり、P2Pを用いたコミュニティ形成の可能性や効果をさらに世に広めて頂きたいと考えています。
Q08 : 実験に必要なユーザのネットワーク環境を教えてください。
A:ブロードバンドインターネットユーザ(光ファイバ/ADSL/CATV)を想定しています。企業や学校等、ファイアウォールの条件によっては,接続できない可能性もあります。
Q09 : 共同実験期間中には2つのプロジェクトしか行われないのですか?
A:いいえ、広く一般募集しています。2つのプロジェクトは具体例としてお考え下さい。Web上でもプロジェクト立案者を募集しておりますし、企画広報部門では、SIONet利用プログラム・コンテストを予定しています。
Q10 : 現在計画中以外のプロジェクトはどのようなものがありますか?
A:1)「愛・地球博」市民プロジェクトとの連携
2)ジョブカフェプロジェクト(経済産業省)への応用( 仕事情報マッチングシステムへの応用、アプリケーションの開発を通してのSE養成講座などの開講)
3)日本酒日記・焼酎日記・ラーメン日記などのジャンル別グルメ日記
4)地域の文化・歴史のアーカイブの分散・協調データベースシステム
5)商店街で時限情報提供システム
6)観光課、商工会、各種施設連携による自律分散協調型の地域観光情報ネットワーク
このような運用例を計画しております。
Q11 : 共同実験を行うことの最大のメリットはどのようなことでしょうか?
A:コンソシアムとしては、NTT開発のSIONetを利用した自律分散協調型ネットワークの実証実験が可能となったことです。産官学地域がボトムアップでコミュニティを創生,運営するというコミュニティモデルの実証によって、SIONetプラットフォームの汎用性,アプリケーションソフトウェア開発の容易性,コミュニティ形成プロセスの検証等の観点で、評価を行うことが可能になったことです。P2Pコンソシアムの設立によって、地域情報化を目的としたP2Pの普及啓発の基礎が作れることです。
Q12 : 将来的には事業化するのでしょうか?
A:実証実験を進めて行く中で今後、検討したいと考えております。
Q13: P2PコンソシアムがP2P(NTT−SIONet)に着目した理由はなんですか?
 
A:NPO:KAINの活動指針、”この指止まれ方式”のプロジェクト運用や、多組織との緩やかな連携、個人の尊重、自律分散協調ネットワークなど、19年間の活動を通して経験的に感じてきた活動のスタイルを、SIONetがそのままロジカルに証明していたことにあります。
Q14 : 参加者に必要な費用、あるいは報酬は発生しますか?
A:参加者にはボランティアで参加して頂きますので、費用、報酬は発生しません。ただし、実験を進めて行くうちに派生的に生まれた金銭の授受は、ビジネスモデルとなると考えておりますので、範囲や規模にもよりますが、基本的にはそれを制限する予定はありません。
Q15 :実験結果はどのような形で公表するのでしょうか?
A:各部会ごとに経過から結果までをウェブ上で公開して行く予定です。
Q16 : 実用化はいつごろを想定しているのでしょうか?どのような形で実用化していくのでしょうか?
A:本共同実験によってSIONetによるコミュニティグループの運営は実用段階へと大きく飛躍すると予想しています。ただし、商用という意味であれば未定ですが、実験と並行してビジネスの方向性を検討してゆきたいと考えています。
Q17 : 実験終了後はどうやって今回の成果を活かすのでしょうか?
A:2Pコンソシアムは継続して運営してゆく予定です。今回の成果で、SIONetの理念とまちづくり活動の親和性を確認し、SIONetの継続利用、或いは、各種のP2Pプラットフォームでの応用を実践する予定です。


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